「都会じゃ絶対見られない絶景!」
先月末からはじまった「夏休み☆夜の野外授業」。おかげさまで好評です。途中経過として、「関東最後の秘境」のロマンチックな星空を、みなさまにお届けします。
1.標高1,300mから見上げる星空たち<奥鬼怒温泉>
夜8時過ぎ、夕食後に楽しむ真夏の星空観察。
深い山々に囲まれた標高1,300mの世界は、町の方には別世界に感じられたようです。
月が出て空は明るめだったけれど、星もちゃんと見えました。先生の詳しい解説のもと、星空や惑星について学びました。
「クレーターまではっきり見えた!」天体望遠鏡にて土星観察。参加者のリクエストにお応えして、マニアックな星座の解説も。盛り上がりました。
2.まるで天然プラネタリウム!星降るダム体験<川俣ダム>
プログラム開始前の上から見た様子。川俣ダムが特別にライトアップされました(写真提供:ダム&星仲間 Nさん)。
アップにするとこんな感じ(写真提供:Nさん)。
でました!川俣ダム ライトアップバージョン!
スタート地点のダム駐車場から、ふだんは絶対に通れないトンネルを歩くこと約5分。目の前に、大きな物体がそびえ立っていました。
川俣ダムといえばアーチなボティ。そのかっこよさが特別に引き立っていました。
参加者のみなさま「わぁ!すごい!」
特別撮影エリアも用意。みなさんパシャパシャとりまくっていました。
いよいよメインディッシュ。ダムの天端(てんば、ダムボティ1番上)の奥へ進み、ブルーシートにごろん。
先生の説明を受けたあと、ダムの灯りを消します。
・・・
・・・
真っ暗!すげー!
見た目ではわかりませんが、とても気持ちいいです。日中に温まったコンクリートがぽかぽかするし、静かだし。ご飯食べて温泉もばっちりで、あとは帰って寝るだけ。
ぐっすり眠るお子さま続出
そして。短い時間でしたが、その瞬間がやってきました。
・・・
星降る☆川俣ダム。天の川も!観光イベントとしては初公開
真っ暗で、ダムという閉ざされた空間なのに、すんごい開放感。
これは宇宙?宇宙を感じる!ダムと星たちと私たち、すべてつながっているんだ!
川俣ダムが完成して約50年。新しい魅力が誕生した感動の瞬間です。
実は実施した2日間とも、天気はよくありませんでした。初日はずっと曇り。2日目に、たった数分だけ、このように輝く星たちを見ることができたのです。
数分後、また曇ってしまいました。
感動の声、続出。参加者の声(一例)
3.おまけ 翌日にはダム見学会(宿泊者限定)も実施
ダムの放流はどのようにして管理しているかなど、知らなかった事実が明らかに。
いつもは行けない場所。こんなダムダムな景色が見られるのも、見学会ならでは。
「クレストゲート」や「コンジットゲート」など、最初はさっぱりでしたが、詳しい説明を聞いて理解できました。
専門用語をマスターすると、いつものダムがまったく違って見えるようになるから、めっちゃ楽しい。
クレストゲート機械室!
新緑と紅葉の名所「瀬戸合峡(せとあいきょう)」
いかがでしたでしょうか。1年ちょっと前に体験した「星降る川俣ダム」。今年は宿泊者限定での実施でしたが、川俣ダム管理支所の方々のご協力により、一般の方も見られる機会ができました。ますます進化する川俣ダム、これからも見逃せません。
夏休み☆夜の野外授業は、とくべつな夏をまだまだ作ります!お盆に見る星空観察と、ライトトラップによる昆虫観察など、こちらもお楽しみに。
<イベント詳細>
奥鬼怒・川俣温泉で星空&昆虫観察「夏休み☆夜の野外授業」