栃木県日光市「栗山郷」は、栃木県の最北西部にある秘湯境です。都心から3時間程度で行ける秘境・秘湯として、20年以上前から温泉好きを中心に多くのファンがいました。古くから残された文化や大自然の雄大さやなどから、いつからか関東最後の秘境とも呼ばれるようになりました。
最近では「現代人が求める”いやし度”」がすごいスピードで増えていることから、その価値が今まで以上に注目されています。
場所はどの辺?
「関東の最北部」です
栗山は、いちごの国 栃木県の日光市にあります。日光市は、戦国時代のスーパースター徳川家康さんのお墓がある、「世界遺産の日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)」などで有名ですね。
場所は栃木県としても日光市としても最北西部に位置し、西に行くとすぐ群馬県、北に行くとすぐ福島県です。関東全体で考えても最北部にあたります。
代表的な観光地は?
ざっくり4つの温泉エリアがあります
湯西川温泉エリア、栗山中央エリア、川俣温泉エリア、奥鬼怒温泉エリアです。
面積や人口はどれくらい?
めっちゃ広くて、めっちゃ人が少ない
日光市の面積は栃木県全体の約4分の1もあり、これは全国でも堂々の3位です。その約30%を占めるのが栗山です。「東西約27km 南北22kmで、面積は約430k㎡(横浜市なみ)」と、超広いです。
それに対して人口は約1,400人弱。日光市全体がだいたい9万人くらいですので、割合にするとたった1%ちょい。超広くて、超人が少ない。かなりの過疎地域であることが数字からも分かります。ちなみに、面積全体の94%が森林です。
高齢化率(65歳以上の方が全人口に対して何%いるか)は、地域全体で約40%弱。全国の山間地域と同じように、その数字は年々増えています。
標高や気温はどれくらい?
天空レベル。夏は避暑地、冬は極寒
高層湿原の「鬼怒沼」など、1番高いところでは2,000mを超えます。人が住んでいる地域だと、だいたい600m〜1,100mくらいです。1番低いところでも、東京スカイツリーのてっぺんくらいの高さになります。
夏:避暑地。クーラーがない家が多いくらい涼しい。山を降りて町へ行くのが暑くてつらい。
冬:極寒。土呂部(どろぶ)地区などは札幌より寒い日も多い。
歴史はどんな感じ?
「栃木県最後の村」が日光市に
栗山は明治以前から栗山郷(くりやまごう、郷は村の集まり)と呼ばれていました。明治22年、町村制(ちょうそんせい、地方の様々な決まりができた)によって9つの村が合併し、栗山村となりました。
栗山と呼ばれるのは、いろいろな説がありますが、とにかく栗がたくさん採れたことが関係していると思います。2006年3月、合併により、県内最後の村だった栗山は日光市となりました。
はじめて栗山を訪れる人の多くが、こう驚きます。
世界遺産のある日光市に、こんな秘境があったなんて!
どんな魅力があるの?
「秘湯、秘境ならでは魅力」に注目
日本のふるさとの多くがそうであるように、栗山にも古くから残る魅力がたくさんあります。
(1)栗山観光のリーダー「温泉」
「栗山って結局、何がおすすめなの?」と聞かれたら、5秒でこう答えています。
温泉ですが、何か?
泉質のよさ、バリエーションの豊富さ、秘湯感という点で、全国でも有数の温泉どころだと思います。 >>もっと詳しく見る
(2)市民でもため息がでるほどの「自然」
栗山以外に住んでいる日光市民でさえ感動する自然があります。 >>もっと詳しく見る
(3)どこかなつかしくて、おいしい「グルメ」
栗山のうまいもんは町のとはちょっと違います。 >>もっと詳しく見る
(4)栗山流「アウトドア」
アウトドア派のあなた。ハイキング、釣り、キャンプ・・・何をするにしても、栗山にハマる可能性大です。>>もっと詳しく見る