キノコ狩り後編です。
前編の要点:俺たちは完封されるのか?
相手が強すぎるのか、ここまでの収穫はゼロ。しかも、そろそろ山を下る時間。
先生「そろそろ引き返す時間だ。遠回りになるが、帰りはコースを少し変える。まだ見ていない“ナラ”が数本あるはず。」
ーまさか、噂の「マツタケゾーン」の方へは行かないってことですか?ー
先生「しかたない。全てはブログためにこの試合に勝つために!」
監督、いや先生は一か八かの賭けに出たようです。今から考えると、この采配こそが試合の運命を決めることになったのです。
逆襲の「帰り道」
体力も減り、口数も少なくなってきたその時、少し先を歩くて先生から大きな声がかかりました。
先生「こっちだ!」
行ってみると。
!
おお!これは天然マイタケでは。
しかし、先日の台風の影響か、よく見ると表面がダメになっている。。アウトか?
ひっくり返してみると、中は悪くなっていない。イケそう!
はじめての出塁。試合の流れが大きく動いた瞬間でした。
この流れを止めるな!続け!
写真では分かりづらいですが、スキーの上級者なみの斜面です。油断するとやられる。
そして、このナラの根本にも!
2ベースヒット!
天然の黒マイタケ、状態は完璧。一キロGET!天然ならではの香りがぷんぷんするぜ。
9回裏 2アウト ランナー1、3塁
ピッチャーの豪速球!
「王サンヲ、コエル!」
これは大きい大きい!
うしろにも2つ!
合計4キロ超え!
ホームラン!!サヨナラです!
実は最初のヒットからホームランまで、たった30分くらいの間のできことでした。これだからキノコ狩りはおもしろい!
観客も総立ち!
と、イメージしたのですが。
実際の観客は・・・
先生「サル1匹とシカ1匹だけだよね。」
現実に戻された瞬間でした。
そして、武勇伝は語り継がれる
山を下って帰る途中、偶然会った方たちに試合の結果報告。続いておすそわけ。これが楽しい。
今回の収穫は、マイタケにモダシと全部で8キロぐらい。私なら「15キロぐらい」と堂々と“盛る”ところですが、先生は正直に説明されていました。
採ったお宝はもちろん美味しいのですが、それよりも「採るまでのかけ引き」。このドキドキのドラマこそ、キノコ狩りの醍醐味だと感じました。
こうして今シーズンは幕を閉じました。栗山では今、多くの選手がキノコ狩りに挑戦中です。またいつかお会いしましょう。ゲームセット!
<前編はこちら>
<キノコ狩り2012の記事はこちら>
キノコ狩り2013 5秒コメント
先生の一言「弁当は、キュウリ(の割合)が多かったな」
・・・さすが!