どうして故郷を「何にもないところ」と言ってしまうのか? ダニエル・カールさんから学んだ地域の愛し方

130604 nikkougaku 02 6月1日(土)、タレントのダニエル・カールさんが栗山に登場!「日光学・きらりびと養成講座」の講演「頑張っペ、オラの大好きな日本〜地域には必ず“宝”がある〜」でとてもいい話が聞けたので、簡単に紹介します。 ダニエル・カールさんとは? ドラマに司会にコメンテーターと、なんでもOKのマルチタレントさんですね。「アメリカのカリフォルニア生まれの山形県育ち」といえます。 詳しいプロフィールは公式サイト「ダニエル カールの んだっす!」を見てね。 故郷を「何にもないところ」と言ってしまうのはナゼ? 130604 nikkougaku 04 とても濃いトークで、楽しい話、勉強になる内容がたくさんがありました。講演で感じたことを1点だけ共有します。※あくまでも個人的に感じたことでござるよ 地元のことを心では好きでいても、よその人に聞かれると「何にもねぇでございます」と答えてしまう人、多いのではないでしょうか?ダニエル・カールさんによると「“自慢”と“謙遜(けんそん)”のバランス調整」が大切と言います。
自慢:自分のことや自分に関係のあることを他人に誇ること 謙遜:自分の能力価値などを低く評価すること。控えめに振る舞うこと。
自慢と謙遜は相反するものではなく、片方ではうまくいかない。どちらも大切で共存すべきものですね。でも今の日本人はバランスがくずれていて、謙遜が強い人が多い。高齢化、経済低迷など、原因はいろいろでしょう。 それで謙遜モードが行き過ぎると、「(地元の)良さがちゃんと分からない」→「あって当たり前」→「地元には何にもない」というような状態に陥ってしまうというのです。ドキっとするご指摘でした。 だから、ときどき自慢っぺ 130604 nikkougaku 01 毎日は難しくても、ときどき地域のいいところを考える。自分だけで考えるのが難しかったら、本を読む。人と話をする。旅に出る。魅力の定期点検をして自慢することが、地元のすばらしさの理解にもつながるんだべ。 自分が住んでいるところの良さをいっぱいいっぱい感じて生活できら、それは幸せなことだと思います。 ダニエル・カールさんは、日本の良さの例として、 ・日本の交通網が世界一であること ・電車や飛行機などの交通機関が時間に正確なこと などを、ご自身や知人のエピソードを交えてお話してくれました。 数分電車が遅れたから駅員さんに文句を言うのではなく「いつも正確に走ってくれてありがとうございます」と言えたらいい、なんて冗談もありましたが、大切な視点なぁとしみじみと思いました。 日光・栗山にも当てはまりますね 130604 nikkougaku 05 私が出会った栗山の人は、ほぼ全員が栗山好きだと感じます。でもその好きなところをよその人にちゃんと伝えているかといったら、確かにできていないところはあると思います。 栗山をちゃんと自慢できる栗山人が増えたら、栗山は今よりももっと素敵な地域になれるかも。当サイトも、栗山ってどんなところがいい?と聞かれたら「なんとなくいいっすね」と5秒で答えるのではなく、飲み屋で5時間くらい余裕で語れるようにしないとな。 もっと地域の魅力を学んでいかなきゃと感じることができた、ためになる講演でした。 この素敵企画の紹介です 平成25年度第1回「日光学・きらりびと養成講座」の基調講演、ダニエル・カールさんによる「頑張っペ、オラの大好きな日本〜地域には必ず“宝”がある〜」でした。とてもよいお話が聞けました! <関連リンク> >>日光市/日光学・きらりびと養成講座 >>ダニエル カールの んだっす!
ダニエル・カールさん 5秒コメント 山形のさくらんぼが無性に食べたくなりました 地元愛あふれる人の話は、オラもやっぱり惹きつけられちまうよ