2017年1月18日(水)、湯西川温泉の女将さんたちがどぶろくを仕込む作業にお邪魔しました。このどぶろくは湯西川温泉かまくら祭の期間中に飲むことができます。一体どんなどぶろくに仕上がったのかお伝えします。
1.お客様の要望に応えてふるまわれる冬の名物「どぶろく」
「冬はどぶろくが飲みたくなる」
湯西川温泉に宿泊されたお客様からそんな声をたくさんいただいて、どぶろくをふるまうようになってから今年で7年目。
栃木県益子町(ましこまち)にある外池(とのいけ)酒造さんで作られるこのどぶろくは、毎年大人気であっという間に売り切れてしまうとか。
2.どぶろくはどうやって作られる?
どぶろくはお米と糀(こうじ)と水を混ぜて発酵させます。発酵するとアルコールが作られてどぶろくのできあがり。
どぶろくを濾(こ)して、液体だけになったものが酒屋さんなどでよく目にする日本酒です。濾さないので米の甘みなどが残り、どぶろくならではの味を楽しむことができるのですね。
女将さんたちは櫂(かい)と呼ばれる木の棒で米と糀と水を混ぜました。この作業をすることで空気にたくさん触れて、発酵が進みます。
3.緊張のラベル貼り…そして女将仕込みのどぶろく完成!
出来上がったどぶろくは、ビンに詰められます。ラベルがまっすぐになるよう1つ1つ丁寧に貼っていきます。
次々と完成するどぶろく。発売が楽しみです。
4.ひと仕事終えて…今年のどぶろくはどんな味?
大仕事を終えてホッと一息つく女将さんたち。
左がおやど 湯の季(旧湯西川別館)の伴美幸(ばんみゆき)さん、真ん中が湯乃宿 清盛の伴佳穂里(ばんかおり)さん、右が湯西川館本館の伴弘美(ばんひろみ)さん。あ、みんな伴さんだ。
できあがったばかりのどぶろくをさっそく飲んでみます。
「どんな味ですか?」
「サッパリしてて飲みやすい。ゴクゴク飲めちゃう!」
おちょこに注がれたどぶろくはあっという間になくなっていました。
私も試飲しました。口に入れた瞬間、シュワシュワッと発酵中の酸味が広がると同時に、米の甘みと混ざるなんとも言えない感覚。
日本酒とも濁り酒とも違う、特別の味わいでした。
5.どこで飲めるの?→もちろん湯西川温泉で飲めます!
湯西川温泉かまくら祭の期間中に飲めるこのどぶろく。
各旅館ではもちろん、湯西川温泉街の酒屋さんや商店などでも購入することができます。
四合瓶とワンカップの2種類を販売します。湯西川温泉にお越しの際はぜひ一度飲んでみてください。
また、1月28日(土)に開催されるかまくら祭オープニングセレモニーでは無料で配られます。雪景色の中で飲むどぶろく、冬の思い出におススメです。
イベント詳細はコチラ
湯西川温泉かまくら祭