遅くなりましたがあけましておめでとうございます。ごいちです。
日光市国際交流協会さんの事業「世界遺産 NIKKO+1」で地元・宇都宮大学の留学生と一緒に日光市の各地域をまわってきました。
この企画は全5回。今回は日光エリアと栗山の川俣エリアを訪れた第3回目の様子をお伝えします。上の写真は川俣の「瀬戸合峡(せとあいきょう)」の渡らっしゃい吊橋で記念写真を撮る留学生です。
1.「世界遺産 NIKKO+1」ってそもそも何の事?
一言でいうと「外国人の目線を取り入れて日光市の魅力を再発見しよう!」という企画です。
今でも充分魅力あふれる日光市ですが、なんといっても面積全国3位の広さです。まだまだ隠れた魅力がきっとあります。
宇都宮大学の留学生に日光市内各エリアを巡ってもらい、日本人が見逃している日光市の魅力を発見してもらいましょう。
2.外国人は何を求め、何に魅力を感じるのか?
道中、留学生たちは疑問に思ったことはグイグイと質問してきます。そして感じた事をストレートに表現してくれます。その様子を7つに分けて紹介します。
まずは世界遺産登録された日光の社寺がある日光エリアを散策していきましょう。
(1)神社と寺の違いは何なの?
日本人にとっては当たり前すぎてあまり考える機会がありませんでした。神社は神さま、寺は仏さまをまつるところですね。ゴッドとブッダの違いと言うと伝わりました。
(2)日光東照宮って何なの?
根本的な質問がきました。「shogun(将軍)のお墓」この一言で十分でした。ちなみにshogunは英語辞典にもちゃんと載っている単語です。
(3)霧に大コーフン!
世界遺産を一通り観終えて、栗山の川俣ダムへと向かいます。
日光の社寺があるエリアから栗山に行くには霧降高原を通るのが近道なのですが、どうやら雲行きがあやしくなってきました。
霧降高原を抜けて、大笹牧場に着くころには霧でまわりが何も見えない状況になっていました。
私は「高原から見渡す景色がステキなのに残念だ」とガックリ肩を落としていましたが…、しばらくすると「すごいよ、コレ!」「こんな景色見たことないよ!」と歓喜の声が聞こえました。
何事かと思い留学生にたずねてみると、「だって今までこんな霧見たことないよ!!!」と超コーフン状態。
“霧が魅力的” なるほど、これも新しい魅力か。
記念撮影をして、なごり惜しそうに大笹牧場に別れを告げます。
(4)チョスイ?ホーリュウ?日本語は難しい。
最終目的地の川俣ダムに到着です。栗山にこれだけの外国人が集合しているのはいまだかつて見たことないです。
「貯水」、「放流」などの日本語は難しいらしく、みんな必死に理解しようと真剣に係員の方の話を聞いていました。
(5)主役は私です。
説明を聞き終え、キャットウォークへと向かいます。いいタイミングで放流していました。
ここでも記念撮影。ダムに来て自撮りするのもあまり見ない光景な気がします。ヘルメットがダムに来てる感を演出してくれています。
(6)吊橋に座す。
川俣ダムが閉まる時間までギリギリでしたが瀬戸合峡の渡らっしゃい吊橋まで散策しました。1人くらい高い所が苦手な人がいると思いましたが、そんな心配は無用でみんなそれぞれ楽しんでいました。
吊橋で座るという珍しい光景も目の当たりにしました。より吊橋の揺れを感じることができるようです。
(7)ワタシは和田アキ子が好きですが、アナタは好きですか?
予想をはるかに上回る質問でした。
正直あまりわかりません。私より韓国の留学生の方が詳しかったです。
もっと勉強しなければ!
3.今回の交流事業を通して感じたこと
何を求め、何に心を奪われるかは人それぞれですが、色んな国の外国人が喜んでくれたことが嬉しかったですし、「やっぱ日光ってスゲー!」「やっぱ栗山ってスゲー!」って再認識しました。この事業の趣旨通り、新しい目線で魅力を見つけてくれたことに感謝です。
日本人としていつのまにかできてしまった固定観念を捨てて、栗山の良さを世界の人に伝えていきたいと思います。
そしてなによりも国境を越えて楽しめる友達ができて嬉しかったです。外国人観光客を呼び込みたいという目標もありますが、外国人との交流も栗山で増やしていけたらもっと楽しくなると思います。
来月には今回の事業のシンポジウムも開催されます。留学生による観光プランの発表などもあるので今から楽しみです。
詳しく知りたい方は日光市国際交流協会のホームページもご覧ください。