今月1日・2日に行われた栗そば会の感謝祭(試食会)では、緊急告知にもかかわらず大盛況。幻の栗山そばの感動がたくさんの人に伝わりました。プロデューサーのつっちー(地域おこし協力隊)からコメントももらったので、紹介します。
1.栗山そばの感謝祭(試食会)、盛り上がりました
なんと2日間で合計120名を超えるお客さん。「そば処ひなたさん」 を貸し切りにして、地元の関係者や一般のお客さんなど去年以上に多く方が栗山そばを味わうことができました。
気になる味は…
寒暖の差の大きい厳しい環境で育ったそばは香りとコシが強い、本当に美味しい!
素人の私でも風味が違うと分かるほど。美味しかった~♪
などなど。むかし食べた人も、はじめて食べた人も絶賛!何よりも…
食べているみんなが幸せそう
そんな感謝祭だったと思います。
2.プロデューサーつっちーのコメント
感謝祭(試食会)を終えて
つっちー
「団体の立ち上げからそば作りまで、何もかもはじめてのことばかりで苦労しました。それでも、ふだんからお世話になっている地域の方たちが会員となってくれたので、のびのびできました。」
「新聞にも取り上げていただき、栗そば会の活動を多くの方に知ってもらえました。それにより応援していただける方が増え、活動がよりスムーズになりました。」
思いどおりにいかない苦労も
「たとえば土地の問題です。住民にとって、代々伝わる土地への思いは強く、活動を理解していただくのに時間がかかりました。今後もきちんと話し合いながらお互い納得いくよう進めていきます。
今年の活動を見て、畑を使ってもよいという方も出てくるかもしれません。会員どうしで相談しながら決めていきます。」
「想定した以上に活動が広がり、手が回らなくなって周りの方に迷惑もかけてしまいました。今後は協力体制の仕組みをもっと整えます。」
今後の栗そば会について
「大きな反響をいただき、プロジェクトの可能性を感じています。栗山そばをもっと使いたいという声に応えるためにも、さらに活動を広げていきます。」
「地元の中学校からは、学習計画としてそば作りに参加したいと話も。ますます活動に地域の一体感が生まれそうです。これからも楽しみながらやっていきたいです。」
3.新聞の取材多数。活動報告会の依頼も
「地元の畑でそばを作り、地元のお店で提供する」。有名なそばの産地では当たり前かもですが、栗山の場合は事情が違います。
大切なものと分かっていても、さまざまな理由で続けられなくなってしまった栗山そば。それを復活にしようと、住民が地域や世代を超えて一緒に動く。それがこのプロジェクトの大きな価値でもあります。
地域の方やつっちーの活動を見て感じるのは、
栗そば会が作る最も大切なものは、地域の元気
そばを軸として、住民が集まりさまざまな広がりを見せています。新聞社の取材も多数あり。大事なポイントは、栗そば会の会長の一言に集約されてれました。
栗そば会長のジャンボさん(福田さん)
困っても笑顔が絶えない土屋さんのおかげで、ここまできたね(朝日新聞より)
栗山のベテランにとっても、みんなで作業するのははじめての経験。壁が立ちはだかっても、それを前向きに乗り越えるプロデューサーがいるからこそ、ここまで続けられたのだと思います。
<新聞記事はこちら>
また先日、県内の「地域おこし協力隊」の研修で発表。つっちーの栗そば会の紹介に加え、会員の小栗さんも住民視点で解説。いろいろな話が出る中で「栗そば会に参加することになった決め手は何か?」を小栗さんに聞いてみると。
栗そば会の小栗さん
(栗山のためにずっとがんばっている)土屋さんだから、やろうと思ったよ
人の一所懸命に、人は影響される
この信頼関係こそ、地域おこしの原点かも。栗山のそばも大切だけど、それよりも、よそ者であるつっちーのがんばる姿を見て、私も!と住民が腰を上げる。そんな人が1人から2人、2人から3人…と増えていったのです。
「来年はもっと多くのそば屋で栗山そばを食べたい」期待も高まっています。
うれしい気持ちになる一方で、現場としてはこの先の課題も多い中で、手探りでやっている感じも強いです。温かい目で見守ってほしいです。そしてまたおいしい栗山そばができたら、1人でも多くの方に味わってもらいたいと思います。
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