栗山で食べることができるサン様は、どのお方なのか?前回出した問題の解答編です。
正解は③でした
①トウキョウサンショウウオさんです。
関東地方や福島県など、東京以外にもいるのですが、東京にある標本から名づけられたそうです。栗山にはいません。栃木県のサン様の中では、最も人家に近い所で暮らしている「人里のサンショウウオ」です。
②トウホクサンショウウオさんです。
東北地方のほか、新潟県や北関東で見られます。栗山にもいます。透明のものは卵のうといって、卵が包まれたかたまりです。
④クロサンショウウオさんです。
東北地方から北陸地方、新潟県などで見られます。栗山にもいます。栃木県のサン様の中では1番がっしりした体つきで、とくに黒いわけではないみたい。写真は、1ぴきのメスが生んだ卵を、オスたちが争っている様子です。
③これが正解!ハコネサンショウウオさんです。
箱根で発見されたので、その名前がついています。本州や四国の山地で見られます。
特徴は、①体が細長くしっぽが全長の半分以上くらい!②目がクリっと飛び出していてる(個人的1番のチャームポイント)③実は日本のサン様で唯一、肺がなくて、体の表面や口の中の皮ふだけで呼吸!です。
また驚いたのが、幼体(陸デビュー)まで1、2年程度かかり、成体(子供がつくれる大人)になるには生後5年程度かかるそうです。サン様を食べる際は、そんな貴重さも考えながら味わいたいものですね。
いろいろ勉強になりました。栃木県立博物館さん、よい企画展を感謝です。
>>サンショウウオ企画展レポート①はこちら
サン様勉強 5秒コメント
しっぽが長くて目がクリクリっとしているのがハコネサン様!
栗山の旅館などでお待ちしております