何度見てもすげー。家康の里、野門(のかど)地区の獅子舞は、飛ぶ獅子舞です。
1.野門(家康の里) 祭 スタート
2014年、飛ぶ獅子舞以上に驚いたことが起こりました。
野門は、家康伝説の栗山東照宮やいろり民宿で有名な家康の里のことですね。
写真にある鳥居は、栗山東照宮の入り口です。
民宿大野屋のご主人(左)と、民宿一乃屋のご主人(真ん中)です。かっこいいな。
左から2番目が自治会長(区長)。民宿福冨士のご主人です。(2014年時点)
2.獅子舞のちょっといい話
本題の前に、小話。
写真は祭ラストの獅子舞。すごいかっこうで飛んでいますね。「鈴ほろき」という演目で、今回獅子を演じているのは、「鈴ほろき」デビューの方でした。
デビュー戦は1つの晴れ舞台。無事にできるのか、会場のみなさんも注目しています。
ソロパート。
獅子の向かいに座る女性は、獅子の母上です。獅子と同じ姿勢ですね。さすが親子!
この方は「そば処瀬戸合峡」のひで子さんです。料理などを担当され、忙しく作業されていましたが、クライマックスにはベストポジションにかけつけました。
飛ぶ獅子を撮る母。獅子もなんだか母を見ているみたい…すてきです。さらに舞台の反対側を見てみると…
太鼓が父上!すご腕ハンターの父。この日は担当ではなかったのですが、息子の晴れ舞台に、気合をいれて特別に太鼓を叩きはじめました。
当然、地域の人たちは事情を知っているから、ますます会場が盛り上がります。
このような親子のつながりなど、地域のきずなは祭のさまざまな場面で見られます。見学する者としては、祭のごく一部を見させてもらっているだけなのですが、それでも毎回じ〜んときてしまいます。栗山のような、伝統的な祭が続く地域だからこそ見られる光景ですね。
3.で、この日は超ベテランがやるらしい
栗山では、昔は若衆(わかいしゅ、わかしゅう)という若者グループが獅子舞を行ました。若衆は、どの地区も15歳ぐらいからはじまり42歳で卒業というパターンが多いです。できる人が少なくなってくると、48歳とか上限をのばします。
今は獅子舞を若衆ではなく自治会で運営する地区がほとんどですが、そうなると全員50歳以上とか、そんながんばりも各地区で見られるようになりました。
で、今回の野門。60歳を超える方がやると聞いて驚いていたのですが、その方以上のベテランが登場しました。
1番後ろにいる雌獅子(めじし、メスの獅子)。ツノがないのが雌獅子です。この方です。
男性「トメさん、何歳なの?」
獅子舞(トメさん)「んー、84?」
!!!
84歳\(^o^)/
実はこの方、
で舞台に乱入?し、舞台前で踊っている方です。
トメさんは野門のとなりの若間(わかま)地区に住んでいますが、なぜ獅子マスターなのか?実は昔は野門と若間は同じ地区だったのです。災害があって今は別の地区だけれど、野門と若間のベテラン世代は、一緒に獅子舞をやっていたのでした。だからできるのです。
ん?
若衆が42歳で引退していたことを考えると…
84って倍じゃん!トメさん、ダブルスコア!
1番後ろのなので少し見にくいですが、しっかりとした、貫禄のある舞でした。
舞台前で応援している方は、「食事処やしお」のご主人。ご主人もその昔、若間で笛を担当されていました。
「大丈夫か?水分は足りてる?がんばれ!」
みんながトメさんを励まします。また、トメさんの勇姿にみんなが励まされます。
無事終了!トメさん「楽しかったよ」。満足そうな表情をみてください。
おそらく、栗山では最年長記録じゃないかな。。。獅子舞は中学生とか若い人がやるパターンも増えてきたけれど、ベテランのがんばりはまた違った感動があります。貴重なものを見せていただきました。
・・・
しかし後日、さらに驚く事がわかりました。
調査した結果、トメさん実は…
・・・
・・・
87歳\(^o^)/
来年も見たいです!
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