栃木県宇都宮市にある栃木県立博物館さんの企画展「とちぎのカエルとサンショウウオ」に先日行ってきました!
サン様って、何系の生き物?
種類でいうと、両生類です。カエルさんやイモリさんと一緒ですね。両生類は背骨がある動物(脊椎動物、せきついどうぶつ)の仲間で、以下のような特徴があります。
両生類の主な特徴
手足がある
皮ふがなめらかで、いつも粘液で湿っている
卵はゼリーみたいな素材に包まれているだけ。カラに入っていない
子どものころはエラ呼吸で水中で生活、成長すると肺できてエラがなくなり陸にあがる
両生類はさらに3つグループに分かれまして、サン様は有尾目(ゆうびもく、しっぽアリ)に属します。
ちなみに、あのウーパールーバーさんも有尾目です。サン様を英語でいうとサラマンダーですが、ウーパーさんは、その住みかからメキシコサラマンダーとも呼ばれます。
エサはどんなものを食べている?
幼生(子供)の頃は水中のちっちゃい動物をエサにします。幼体(陸で生活)や成体(子供をつくれる大人)になると、昆虫、クモ、ミミズ、ダンゴムシ、ムカデなどの小動物を食べるそうです。
成長しても、形はそんなに変わらない
写真は透明標本といって、薬品で筋肉を透明にし、骨を色で染めた資料です。左の3ぴきが子供、1番右が大人です。
カエルさんの場合は、幼生(オタマジャクシ)から成長すると手足が生えたりしっぽがなくなったり見た目の変化が大きいです。でもサン様は体が大きくなってもしっぽがあるので、子供と大人の形があまり変わりませんね。
なかなか見つけるのは難しいです
はい。まず山奥にいる方が多いです。また成長して陸デビューしたサン様は夜行性で、産卵シーズンを除いて、昼間は岩や倒れた木の下などの目立たないところにいます。そう簡単には見つからないのです。
さて、ここで問題です
栃木県では次の4種のサン様がいらっしゃいます。その中で、栗山で串焼きなどにして食べさせていただいているサン様は、いったいどのお方でしょうか?
①
②
③
④
分かりましたか?正解は次回のレポート②で発表します!