じゃおー!鬼怒川(きぬがわ)から川俣(かわまた)、奥鬼怒(おくきぬ)方面へ続く国道23号。
栗山の自然を楽しみながらドライブしていると、左手にちらりと見えてきます。
蛇王の滝、若間(わかま)地区のシンボルです。
落差は約50mほど。
蛇王の滝の四季
春
<2017/4/29 撮影>
ヤシオツツジと一緒に楽しめます。
<2014/5/1 撮影>
冬
なんで蛇王っていう名前?
まず聞いた蛇王の滝の名前の由来は(想像した)滝が蛇の体みたいからではなく、滝が蛇の舌に似ているからでした。
写真では良く見えないけど、日のあたり具合で蛇の顔にあたる部分も浮かび上がります。
しかし、真実はそれだけはありませんでした。
滝を管理されている地元の方に話を聞いたところ、実は蛇王の滝は以前「そうめんの滝」と呼ばれていました。
ずいぶんうまそうな名前です。
滝の幅が今よりも広く、そうめんを箸ですくうような姿をイメージしたのです。
でもこれじゃ違うと思っていたのか、当時滝を管理していた酒井さんのお父さんと、その友人で当時の加仁湯(かにゆ、奥鬼怒の温泉宿)の社長である小松長久(ながひさ)さんが命名会議を開いたそうです。
この地方には蛇王権現(じゃおうごんげん)という伝説があります。
権現とは仮の姿、つまり蛇の姿をした仏さま(=神さま)ですね。
かつて村の大災害を救った蛇さんが、昔から神さまとして崇められてきました。
そこで、その神さまの名前をもらって、蛇王の滝としたのです。
形も蛇さんそっくりですが、蛇の神さまから名付けたというのが正しいのですね。