シロウトが猟に連れて行ってもらったら、いろいろすごかった<その①>

130115 syuryo 16 都会の方には少々刺激的かもしれません。過去記事『村を守る男たちのドラマ「けもの料理」』でも紹介しましたが、栗山には猟をする文化が昔からあります。実は昨年から、何度か猟に参加させてもらっています。 今、どうして猟をするか 多くの山里と同様に、栗山でも鳥獣被害(ちょうじゅうひがい)、野生の鳥や獣による農作物などへの被害が深刻です。この対策の1つとして猟が必要になります。 先月、地方紙「下野新聞さん」にタイムリーな記事がありました。猟などでとった獣の肉を高級食材として有効活用しようという提案ですが、ここでは主に被害の部分について赤線を引いてみました。 130115 syuryo 01 >>大きい写真で記事を読む とくに農作物や観賞用の植物への被害が大きいとのこと。例えば、栃木県が発表している平成23年度の被害総額も、約3億!という数字がでています。また、ハンターたちも年々減ってしまっている問題もあります。 被害はお金だけではありません 130115_syuryo_22 栗山で暮らしていると、お年寄りの畑仕事は、収入というより趣味として”生きがい”にしている方が多いと感じます。 農家としてがっつりやらなくても、毎年自分の家で食べる分だけを作る。ご近所さんとおすそわけし合うともっとうれしい。畑コミュニケーションは、なくてはならない日常の楽しみのはずです。 でも獣たちによって、毎日時間をかけて育てた野菜が収穫の直前で台なしにされてしまう。一般的な対策である冊をつくることも全員ができるわけではなく、「何もしないほうがまし」という人も増えています。 都会の現代っ子に例えると、パソコンとか携帯電話を壊されてしまうような感覚かもしれません。猟などの鳥獣被害対策は、生きがいづくりにもつながるのです。 そして、立ち上がるハンター 130115 syuryo 04 この重大な課題に栗山のハンターも動きます。鳥獣被害を減らし、栗山で暮らす人たちの生活意欲のアップのため、猟へ行くのです。 小出しになってすみません。次回、猟のやり方とかを紹介する予定です。 ▼続きもすごいですよ 「シロウトが猟に連れて行ってもらったら、いろいろ衝撃的だった<その②>」 「シロウトが猟に連れて行ってもらったら、いろいろ衝撃的だった<その③>