栗山の超野性的河原バーベキュー「石焼き」。今年は2つの地区で開催されることになっていて、まず先に川俣地区で行われました。まずは本番の前日に行われた準備編です。
石焼きに必要な2大材料が石と木。地元、川俣地区の住民をはじめとする20名程度の準備隊が、「石チーム」と「木チーム」に別れて作業開始です。
重い石を集める石チームの作業
地元のとある河原に移動します。ターゲットとなる石は「食材をおくための広くて平らな面があり、割れにくい石」です。リーダーの目でチェックしてもらいながら、「モッコ」という道具を使ってひたすら石集めです。
私もチャレンジしましたが、非常に重いです。油断すると腰をやられます。これだけまじな石拾いは、なかなか経験できるものではありません。
集めた石はブルドーザーへ。その後、石焼き会場へ移動します。
重い木を集める木チームの作業
同じころ、木チームは栃木を代表する川、鬼怒川(きぬがわ)の本流(メインの流れ)ぞいへ。現場には流木(りゅうぼく、川に流れる木)が集められていました。
ここから適当な大きさの木を集めます。長すぎる木はチェーンソーで短くカット。私もチャレンジしましたが、これまた非常に重いです。足場が不安定な状況で、形のいびつな木をふんばって運びます。2回ほどこけました。
全ての木をトラックにのせ、石焼きの会場へと運びます。これを2往復しました。
各チームとも、石焼き会場へ集合
石焼き会場は川俣地区のシンボル、川俣ダム湖のほとりです。思わず写真を撮りたくなる絶景。こんなところでやるなんて、ワクワク感がどんどん高まります。さぁ、完成までもう少しの作業です。
木を縦と横、交互に組みます。川俣チーム全体の流れるようなすばやい作業、お見事です。
ブルドーザーを使いながら、木の上に石をまんべんなく並べます。石が落ちちゃうと使いものにならないので、リーダーの指示をうけながら慎重に作業をします。
うまくのっかりました。準備完了!約3時間ほどかかりました。明日は木に火をつけて石を焼きます。
石焼きは完成型としての見た目は派手ですが、その裏にはかなりハードな準備作業があるということを知りました。
また地域の団結力がなくては決してできるものでもありません。ご年配のリーダーを中心として、テキパキと動く地元の方の姿が頼もしく思えました。さすが石焼き、準備から楽しく感動させられます。次回は本番編です。
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