これはダム好きだけが見るのにはもったいないレベルです。
栗山・川治エリアでは、今年もダムダムです。
<この記事のだいだいの内容>
す、すごいぞコンジットゲート放流!最新写真をアップしました。
川治ダム コンジット放流過去レポート(冬季)
今回は通常の見学と、ダム管理用通路を通りながら説明を聞ける見学会の2つです。
<冬期放流について>
このたび川治ダムでは、利水のための放流設備を点検することになりました。
この点検期間中においても河川に必要な水量を放流するために、通常は洪水の放流に使うコンジットゲートから特別に放流するものです。
(1)ダム放流の見学
コンジットゲートからの点検放流です。ダムの頂上や駐車場からご自由にご覧ください。
放流時間 10:30〜10:50分頃まで。
(2)スタッフ説明つきダム見学会(雨天中止)
募集人数 | 実施日の毎日先着20名 ダム管理用通路にご案内します |
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受付場所 | 川治ダム管理支所2F(グーグルマップ) |
受付時間 | 午前9:30~(午前10:30締め切り) |
※土・日は天端から自由見学となります
<詳細>鬼怒川ダム統合管理事務所のWebサイトででどうぞ!
鬼怒川・川治ダム点検放流と見学会を実施します。 | 鬼怒川ダム統合管理事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
コンジットゲートってなんだ?って方へ
ちょっと待ってまってくれ、コンジットゲートってなんだ?
なになに?ふだん水を流している「利水放流設備」からではなくて、洪水調整時に使う「常用洪水吐(じょうようこうずいばき。通称コンジットゲート)」から水を流すだと?
つまり、大雨が降ったりしたときに洪水を起こさないよう使う設備を点検するってことか!わかったよ。コンジットゲートくんは困っときに頼れる存在なんだな。
よし!
これで君もオレもコンジットゲートマスター!
しかし、なぜそんなことをやるんだよ?
完成したダムを健全な状態で長く使用していくために定期的な点検作業は欠かせません。
す、すげー。これはつまり…
ダムのメンテンナスをイベント化して、みんなに喜んでもらう一石二鳥企画
すごいぞぼくらの川治ダム!すごいぞ特別放流!
【最新レポート】間近で超迫力!川治コンジットゲート放流
クレスト放流(上の門)のほうが迫力ありそう?
わたしもそう思っていました。現場に行くまでは。
右岸からみると(自由見学OK)…
レーザービーム!
左岸からみると(説明つき見学。絶対おすすめ)…
上からはこんな感じ。
説明つき見学会に申込んで、内部へ。
ダンジョンを通ってたどりついたのは…
!!!!!
爆音、爆しぶき。はんぱない迫力!
近い!近い!めっちゃぬれる!
これが川治ダムのコンジットゲート放流の魅力です。嵐のような20分でした。
平日のみになりますが、スタッフ説明付の見学が絶対おすすめです。
ちなみに、特別放流はいつでもできるわけではありません。
水の状況が第一です。ダム側が放流点検するときと、見学の準備ができるときが重なってはじめて実施OKとのことです。
そういう性質上、ふつうのイベントのように予め日程が決められないものです。ようするに、レアです。
ダム人気がうなぎのぼりとはいえ、次はいつやるかわかりません。この機会をぜひお見逃しなく!
川治ダムクレストゲート放流 〜奇跡のダムレインボー編〜
※2015年5月実施の「クレストゲート放流」のレポートです。今回のコンジットゲート放流とは違います。念のため。
放流15分前に川治ダムに到着。見学者はいるか?
・・・
・・・
マジかよ?車とめられねぇ。。。
※臨時駐車場にとめました
ダムマニア&愛好家のみなさん「スタンバイOK!」
1時間くらいしか現場にいられませんでしたが、100人ぐらいはいたかな。一般の観光サイトではほとんどPRされていないのに、すごい。ダムってほんとうに人気なの?と疑問に思う方は、ぜひ1度現場へ。
で、ツイッターでもすんごい盛り上がりでした。昨日だけでも川治ダム関連のつぶやきが100近くありました。ちょっとだけピックアップしますと。
本日のダムメニュー 大室ダム 小網ダム 五十里ダム 川治ダム (メイン放流見学!) 湯西川ダム 深山ダム 堀川ダム
— 重巡高雄©de Dam73.9 (@CA_TakaO) 2015, 5月 18
本日のダムメニュー!
川治ダムのアーチの何がいいって、上下にもアーチなところよね。 http://t.co/CObtZXEk2f
— まめゆん (@mameruuuu) 2015, 5月 18
上下もアーチなところがGOOD!
もちろん昼は道の駅湯西川で川治ダムカレー。 さらに川治ダムカードをダブルでレイズアップw pic.twitter.com/NlESA7gVyz
— 重巡高雄©de Dam73.9 (@CA_TakaO) 2015, 5月 18
栗山や川治エリアはそばが名物ですが、昼はやっぱダムカレーみたい。
今日の川治ダム、1班目だったので放流開始をキャットウォークから見る事ができました。 流木を流すために4番→閉→6番→閉ときて、その後は手順通りです。 この場所でクレスト放流を見られる日が来るとは。 pic.twitter.com/mhUu9yjcEO
— いーえいちごひゃく (@EH500RB25DET) 2015, 5月 18
この場所でクレスト放流が見られることに感動されています。
すごい破壊力!これがダムパワー!
さて、時間になりました。
3、2、1、
発射!
クレストゲート(水が出ているところ、非常用放流設備のこと)は全部で6つの門があって、最初は1つずつ放流のテストをします。
が、しばらくすると…
ドドドドドドドドーーーーーーーーー
高い位置にあるクレストゲートまで水位が上がることは少ないそうです。だからこそ、貴重な機会です。点検でも、お客さん大よろこびのイベントなのです。
大迫力!川治ダムの滝が間近で見られる「ダム見学会」
見てくださいこのビジュアル。滝より滝です。
この日しか見られません。人工物と自然の美しいコラボ。川治ダムマジ最高。
まだお楽しみはあります。ダム見学会も同時開催です。このときのキャットウォークでも紹介しました。が、今日はクレスト放流付き!
まずダムダンジョンをとおって、
ふつうじゃ見られない場所へ!
水しぶきがすごい。まさに「放流注意」です。カメラのレンズはすぐビショビショに。
スタッフがていねいに解説してくれるので、勉強になります。ダム関係者もいろいろ面白い企画を考えているようで、
川治ダムの人が話してたけど はじめはキャットウォークをクレストゲートの下まで歩いてもらって 放流を真裏からみてもらおうと企画したけど上からダメだと言われちゃいました(・∀・)テヘ てかどんだけ頑張るんだよ!鬼怒川&川治ダム( ; ・ω・)
— 刹那@次走乗鞍天空マラソン (@NoMu9) 2015, 5月 18
でた!裏見のダム放流!滝でも愛好家の間では「裏見の滝」は重要キーワードだけど、ダムもか! …ってなふうにがんばっています。今後の展開に期待しましょう。
上からみるとこんな感じ。
晴れたらレインボーチャンス!奇跡の川治ダム風景
ダムの放流でもうひとつ楽しみがあります。それは天候などの条件がよければ虹が見られることです。
この日は晴れたりくもったりの連続でしたが、1時間もいると、いろんな角度からのダムレインボーが楽しめました。今日きた人はラッキー。
ダム駐車場からのダムレインボー。
ダム事務所側からのダムレインボー。右下のほうをよく見ると、見学者がいます。
そして最後は、
必殺、真上からのダムレインボー・ダブル! 決まりました。
おまけで動画もアップしました。風邪がめっちゃ強くてブレブレですが、迫力が伝わるといいな。
いかがでしたか?ダム好きでない方も、ダムに興味をもつよい機会です。
いつか見たいぜ裏見のダムレインボー!