【ハンターツアーレポ】現役ハンターから学ぶ山の魅力とレアなジビエ料理


3月11日(土)~12日(日)に日光ファンクラブ限定で栗山郷の現役ハンターを知るツアーが開催されました。かんじき体験、鹿の皮はぎ、熱くておちゃめなハンターたちとの交流。見所満載のツアーの様子をレポートします。

ハンターツアー 60秒ダイジェスト動画

1.ハンターと山歩き。雪山でかんじき体験

今回同行するのは栗山地域で猟をしているそれそれ会というグループのメンバーです。8人ものハンターがきてくれました。


3月でも雪が残る栗山郷でかんじき体験。かんじきを履くと足にかかる体重が分散されるので、雪に埋まらずに歩くことができます。ハンターが狩猟に行く時も利用しています。


動物の足跡発見。進行方向、足跡の数や形、雪に残っているわずかな形跡でハンターたちは動物の情報をゲットします。

動物を追いかけるセコと待ち伏せして銃を構えるタツ。実際にどういう所で待ち伏せするのか実演してもらいました。


聞けば聞くほど奥が深い山男たちの話。参加者は最初からハンターに質問攻め。全ての話が新鮮で話すことは尽きませんでした。


聞きたいことは山ほどありますが、夜まで取っておきましょう。

2.命をいただく鹿の皮はぎ見学


ハンターでなければめったに見ることができない鹿の皮はぎを見学。事前に捕って血を抜いた鹿を使います。


ちょっとグロくて詳細はお見せできませんが、ハンターたちが皮をはぎ、背中の肉、足と手際よく解体していきます。


あまりにも手際がいいので、「そのナイフ、なんでそんなに切れ味いいの!?」と驚く参加者も。長年の経験だからこそのワザです。


かんじき体験&鹿の皮はぎ見学が終わったら記念撮影。これだけのハンターたちと一緒に写真を撮れるのは激レアです。


お昼もハンターと一緒に。この後川俣方面に行って、地域散策と温泉入浴を楽しみました。

3.ジビエ料理とハンターの本音、大盛り上がりの交流会


夜はお待ちかね、ジビエ料理を食べながらハンターとの交流会。


会場は日向地区にある山水庵(さんすいあん)さん。現役ハンターでもある店主の祥一(ただいち)さんが最高のジビエ料理を振る舞ってくれました。


ローストディアー(ローストビーフの鹿バージョン)


ぼたん鍋(イノシシの鍋)。他にも鹿のタタキや焼き鹿(焼き鳥の鹿バージョン)など山の幸が盛りだくさんでした。

おいしいジビエ料理をツマミに、ハンターたちによる命の授業も大好評。なぜ鹿を捕るのか、山の恵みをいただくとはどういうことなのか、なかなか見ることのできない猟師の映像と一緒に解説してくれました。


特に鹿皮の再利用にはみんな興味しんしん。


狩猟しても捨てられてしまっていた鹿皮で作った財布も披露。

「私も作ってみたい!」、「どうやって作るの?」ハンターへの質問はここでも絶えることはありません。


ハンターならではの裏話も満載。笑いと驚きが絶えない交流会でした。


時間が過ぎるのはあっという間。まだまだ話足りない様子で「来年もその先も絶対開催してほしい!」そんな声が続出。大盛況の中、ハンターツアーは無事終了しました。

4.ハンターツアーフォトギャラリー

思い出たくさんのハンターツアー。コメント付きのギャラリーで紹介します。

5.参加者の声を少し紹介

現役ハンターさん達に狩猟のやり方(追い手・待ち手)などかんじきをはいて山の中を歩くなどをしてみて、実際にハンティングに行きたいと思った。

別ツアーで鹿の皮を使ったワークショップもやってほしい。

なぜ狩猟をするのかハンターさんに問いかけ、鹿が増えている問題やハンターが減った事など現役の方に聞けたのがよかった。

今後もこのようなマタギ(ハンター)による命の授業を体験できる素晴らしいツアーに参加したい。

ハンターの話は全て新鮮であっという間に時間が過ぎてしまったが、中身の濃い時間を過ごせた。

さいごに…

今回のハンターツアーは日光ファンクラブさんのおかげで実現することができました。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

とても好評だったので、来シーズンあたりも、どこかで体験できる機会があるかも?ご期待ください。